「日本列島って長いよね」と何気なく思ったことはありませんか?
でも実際に、どれくらいの長さがあるのか、本州だけに絞って考えたことがある人は意外と少ないかもしれません。
本州は日本列島の中心を担う最大の島で、地図で見ると縦に細長く伸びていますが、その距離感を具体的にイメージするのは難しいですよね。
この記事では、「本州ってどこからどこまで?」「本州の長さは何km?」「縦断するとどのくらい時間がかかる?」といった素朴な疑問に答えるべく、本州の起点と終点、全長、他の島との比較、そして縦断のシミュレーションまでを一挙に解説します。
日本列島における本州の位置づけを正しく理解すれば、日本の地理がもっと身近に感じられるはずです。
旅行計画や学習目的、地理ネタの雑談にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!
日本列島の本州ってどこからどこまで?長さはどれくらい?
「本州」とは?日本列島における位置づけと定義
本州は、日本列島を構成する4つの主要な島の中で最大の島であり、日本の政治・経済・文化の中心が集中するエリアです。
北海道、四国、九州とともに「本土」を構成し、日本人口の約8割がこの本州に集中しています。
その形状は縦に長く、東西にやや傾きながら広がっており、太平洋と日本海の両方に面しています。
首都東京、大阪、名古屋、広島などの主要都市もすべて本州に位置しており、日本全体のインフラの要とも言える存在です。
本州の北端と南端はどこ?起点と終点を地図で確認
本州の最北端は青森県の大間崎(おおまざき)、最南端は和歌山県串本町の潮岬(しおのみさき)です。
この2地点を地図で結ぶと、本州を縦に一直線に貫く形となります。
大間崎は津軽海峡に面し、北海道との距離が非常に近い地域。
一方、潮岬は太平洋に面し、本州の最南端として知られています。
この2点間が本州の縦の起点と終点として用いられています。
本州の長さは約1,300km!その根拠と測定基準
本州の全長は、おおよそ1,300kmとされています。
この数値は、地図上で最北端と最南端を直線で結んだ距離ではなく、道路や鉄道網など人が実際に移動できるルートをもとにした測定が元となっています。
国土交通省や地理学の研究資料では、1,250km〜1,300kmの間で示されることが多く、地形の起伏や沿岸線の複雑さも影響しています。
いずれにせよ、日本列島の主軸を担う圧倒的な存在感を誇る長さです。
他の島と比べてどうなの?日本列島の全体像と長さ比較
日本列島全体の縦の長さは?北海道〜沖縄までを直線距離で見ると
日本列島全体の縦の長さは、最北端の北海道宗谷岬から、最南端の沖縄県・波照間島(あるいは南鳥島)までを結んだ距離で、およそ3,000kmにもなります。
これは直線距離であり、実際の交通経路や地形を考慮するとさらに距離は伸びます。
このように、本州の1,300kmという長さは、日本列島全体のおよそ40%を占めるほどの規模なのです。
本州・北海道・四国・九州の長さを比較してみよう
以下に、主要4島の長さを簡潔にまとめます。
島名 | 長さ(km) |
---|---|
本州 | 約1,300 |
北海道 | 約444(北から南) |
四国 | 約225 |
九州 | 約444(北から南) |
このように、本州は他の3島を大きく上回る長さを持っています。
面積においても圧倒的で、日本全土の約60%を占めていることからも、その存在感が際立ちます。
日本列島の“横の長さ”とは?東西距離の目安もチェック
日本列島の横の長さ、つまり東西の最端間距離は、おおよそ1,800km程度とされています。
一方で、本州単体での横の最大距離(例えば石川県から福島県沿岸部まで)は300km〜400km程度。
縦方向に比べると、横幅はかなり狭いのが特徴です。
「本州縦断」の距離をもっと身近に感じるために
新幹線・車・徒歩で本州縦断したらどのくらいの時間?
本州縦断の移動時間を比較表でチェック!
本州縦断は、新幹線を使えば東京〜博多間(約1,170km)でおよそ5時間。
大間〜潮岬の移動も新幹線と在来線を組み合わせれば7〜8時間程度で可能です。
自動車で高速道路を利用した場合、休憩込みで約15〜18時間はかかります。
徒歩となると、1日30km歩くとしても約45日以上の旅路となる計算です。
以下に主な交通手段ごとの距離と所要時間の目安をまとめました。
移動手段 | おおよその距離 | 所要時間の目安 | 備考 |
---|---|---|---|
新幹線+在来線 | 約1,300km | 7〜8時間 | 東京〜潮岬間を想定 |
高速道路(自動車) | 約1,300km | 15〜18時間 | 休憩含む長距離ドライブ |
徒歩 | 約1,300km | 約45日以上 | 1日30km歩行を想定 |
このように、交通手段によって所要時間は大きく異なりますが、いずれにせよ本州の縦の長さを肌で感じる旅になることは間違いありません。
本州縦断マラソンや自転車旅が人気の理由とは?
本州縦断をテーマにしたマラソンや自転車旅が人気を集める理由には、挑戦的なスケールと自然・文化の変化を体感できる魅力があります。
北から南へ移動する過程で、気候・風景・方言・食文化などが目に見えて変わっていくため、走る/漕ぐ旅人にとっては「日本を縦に体験する冒険」として価値があるのです。
また、完走という達成感も大きな魅力で、SNSなどを通じてその体験を共有する人も増えています。
本州縦断ルートの代表例(青森~和歌山)とその距離
本州縦断の代表的ルートは、青森県の大間崎から和歌山県串本町の潮岬まで。
このルートをGoogleマップなどで調べると、およそ1,300km〜1,400kmと算出されます。
使用する道路や交通手段、経由地によって多少の距離差はありますが、青森〜秋田〜新潟〜長野〜名古屋〜大阪〜広島〜和歌山といったルートが一般的です。
このルートを活用すれば、観光と移動を両立させながら日本を縦断する旅行プランも十分可能です。
まとめ
本州の長さは約1,300km。これは日本列島全体の中でも群を抜いたスケールであり、日本の主要都市や経済活動の中心が密集する、まさに背骨のような存在です。
この記事では、本州の定義から始まり、起点と終点の具体的な地点、測定基準、他の島々との比較、そして縦断を身近に感じるための時間・ルート・体験方法などを包括的に解説してきました。
本州はただ長いだけでなく、移動すればするほど見える景色や文化が変化する、非常に表情豊かな地域です。
その長さを知ることで、日本のスケール感や地理の面白さがより身近に感じられるはずです。
もし次に旅行や移動の計画を立てる機会があれば、「本州を縦断する」といった大胆なテーマに挑戦してみるのも一興かもしれません。
日本列島の奥深さを、ぜひ体感してみてください。