「この服、着丈60cmって書いてあるけど、自分に合うのかな?」と思ったことはありませんか?
通販やオンラインショップでメンズアイテムを選ぶ際、サイズ表にある「着丈60cm」が自分の体格にとって長いのか短いのか、迷ってしまう方は多いはずです。
とくに身長によって見え方が変わるため、一概に「ちょうどいい」とは言いきれません。
この記事では、着丈60cmが実際にどのくらいの長さなのかを、身長別・アイテム別・他サイズとの比較を交えてわかりやすく解説します。
「着丈ってそもそもどこから測るの?」「Tシャツとアウターでは着丈の印象が違う?」など、よくある疑問にも丁寧に答えながら、失敗しないサイズ選びのポイントも紹介。
あなたの体型にフィットするベストな選び方がきっと見つかります。
着丈60cmとはどのくらい?メンズファッションでの基準を解説
「着丈」とは何を指す?正しい意味と測り方
着丈とは、洋服の「後ろ襟の付け根」から「裾の一番下」までの長さを指します。
一般的に、Tシャツ・シャツ・ジャケットなどすべてのトップスに使われる基本的な寸法です。
前側ではなく後ろ側を基準にして測るのがポイントで、着用時の全体バランスを決定づける重要な指標です。
メンズにおける着丈60cmの位置感とは
着丈60cmは、身長170cm前後の男性にとって腰骨あたり〜ヒップの中ほどにかかる長さです。
Tシャツやカットソーなら、すっきりした印象を与えるジャストサイズ寄りの丈感となり、オーバーサイズ志向の方にはやや短めに感じられるかもしれません。
この長さは、シンプルなコーディネートの中でもすっきりとしたシルエットを生みやすく、清潔感のある印象を与えるのに適しています。
また、羽織物のインナーとしてもバランスが取りやすく、着回しの幅が広がるのもポイントです。
普段から着丈の長さに敏感な方にとっては、この60cmという数値が「使いやすい」か「やや足りない」と感じる分かれ目になることが多く、購入前にしっかりとイメージしておくことが大切です。
着丈60cmはシャツ・Tシャツ・アウターでどう違う?
アイテム別:着丈60cmの印象と着こなし方
同じ60cmでも、アイテムによって印象は異なります。
以下の表で、Tシャツ・シャツ・アウターそれぞれにおける着丈60cmの特徴をまとめました。
アイテム | 着丈60cmの印象 | 着こなしポイント |
---|---|---|
Tシャツ | ジャストな印象。すっきり見える | 一枚でもインナーでも使いやすい。重ね着しても丈がはみ出しにくい |
シャツ | やや短め。カジュアル感が出る | 裾を出してもだらしなく見えず、ラフに着こなせる |
アウター | ショート丈扱い。軽快で若々しい | ロング丈インナーやハイウエストパンツと好相性。レイヤードに最適 |
このように、同じ着丈60cmでも、Tシャツならシャープにまとまり、シャツなら抜け感が出て、アウターではスタイルアップにもつながるといったように、与える印象が異なります。
着丈60cmを活かすには、自分の体型や着用シーンに合わせて、どのアイテムでどんなスタイリングをしたいかを明確にすることが重要です。
シルエット全体とのバランスを見ながら、うまく取り入れてみましょう。
【身長別】着丈60cmの見え方をチェック
身長160〜165cmの男性:やや長めに見える?
この身長帯では、着丈60cmはヒップの下部に届くことが多く、やや長めに見えます。
特に、オーバーサイズ気味に感じられることもあり、カジュアルな印象が強まります。
そのため、全体のシルエットを整えるためには、トップスだけでなくボトムスの選び方も重要です。
スタイリッシュな印象を保つには、パンツのシルエットとの相性を重視し、タイトすぎないボトムスを選ぶとバランスがとれます。
加えて、ロールアップやクロップド丈のパンツと合わせれば、重心が下に偏りすぎず、視覚的に身長を高く見せる効果も狙えます。
着丈が長めになる分、抜け感のあるシューズ選びや軽めのアウターを組み合わせることで、全体のバランスを整えることができます。
身長170cmの男性:標準的でバランス良好
身長170cm前後では、着丈60cmは腰骨〜ヒップ中間に収まり、「ジャストフィット」に感じられるバランスです。
シルエットのまとまりがよく、トップス単体で着てもスタイリッシュな印象を保つことができます。
また、この着丈であればタックインしても裾がもたつきにくく、すっきりとした仕上がりになります。
タックアウトの場合も、ちょうど良い丈感が腰周りを自然にカバーしてくれるため、カジュアルにもきれいめにも対応しやすいのが魅力です。
汎用性が高く、オン・オフ問わず幅広いシーンで活躍する丈感といえるでしょう。
身長175cm〜180cm~やや短く感じるかも?
この身長になると、着丈60cmはやや短く感じる傾向があります。
とくにアウターやシャツの場合、ヒップが完全に隠れないため、シルエット全体がややアンバランスに見える可能性があります。
また、座ったときや前屈みになった際に背中が見えやすくなる点も気になる人がいるかもしれません。
その一方で、軽快な印象や若々しさを演出したいときにはこの短めの丈が有利に働くこともあります。
レイヤードでインナーとの丈差を活用すれば、おしゃれに見せる工夫が可能です。
着丈の短さを活かすスタイリングを工夫することで、スタイルアップや印象操作がしやすくなります。
【補足】体型(痩せ型・がっしり型)でも印象が変わる理由
同じ身長でも、体型によって着丈の見え方は変化します。
サイズ表記の数字だけでなく、実際のシルエットで判断することが大切です。
他の着丈サイズと比較してみよう
着丈60cm vs 着丈65cm~たった5cmで印象が変わる?
一見するとわずかな差でも、5cmの違いは全体の印象に大きく影響します。
着丈65cmはヒップをしっかりカバーし、ゆったり感やカジュアル感が増す一方で、着丈60cmはすっきりシャープな印象を与えます。
自分のスタイルに合った印象を意識して選びましょう。
着丈60cm vs 着丈70cm~ジャスト感とゆる感の違い
着丈70cmになると、メンズの一般的なトップスとしてはやや長め。
リラックススタイルやオーバーサイズコーデ向きです。
対して60cmは体型を問わずスマートに見せる丈であり、きれいめコーデやシンプルな着こなしに適しています。
サイズ選びで重要な「着丈」と「身幅」のバランス
着丈だけでなく、身幅とのバランスも見逃せません。
着丈60cmであっても、身幅が広いとボックスシルエットになり、カジュアル寄りに。
逆に身幅が細めならタイトな印象に。
用途や好みに応じて全体のバランスで判断するのが失敗しないコツです。
サイズ選びに迷ったら?試着できない時の目安とは
手持ちの服と比べてみる方法
まずは、すでに持っているトップスの着丈を実測して比較するのがおすすめです。
後ろ襟の付け根から裾までをまっすぐに測ることで、感覚的な長さではなく、数値で判断できます。
さらに、その数値と通販サイトやブランドのサイズ表と照らし合わせることで、購入予定の服が自分にとってどの程度の丈感になるのか、より正確にイメージすることができます。
トップスの種類によっても着丈の見え方は異なるため、同じジャンルの服同士で比較するとより判断しやすくなります。
ECサイトのサイズ表記はどこを見るべき?
通販サイトでは「サイズ詳細」「商品寸法」などの欄に着丈情報が載っています。
必ず「どこを基準に測っているか」を確認し、ブランドによって異なる可能性があることを念頭に置きましょう。
また、同じブランドでもシリーズやアイテムによって測定基準が若干異なる場合があります。
とくに海外ブランドと国内ブランドでは、測定方法に違いがあることも多いため注意が必要です。
説明文に記載されている測定ポイントや、モデルの身長・着用サイズを参考にすることで、より具体的なイメージが掴みやすくなります。
着丈だけでなく「肩幅」「袖丈」もセットで確認しよう
着丈が自分に合っていても、肩幅や袖丈がズレていると全体のシルエットが崩れてしまいます。
とくにシャツやアウターでは、肩の位置や袖の長さがスタイルの印象を大きく左右します。
購入前に総合的なサイズ確認をすることが大切です。
まとめ
着丈60cmという数値だけを見ると、小さな違いに感じるかもしれませんが、実際のファッションシーンでは大きな影響を与える要素です。
特に身長や体型、さらにはどのアイテムで使うかによっても見え方は変わります。
この記事では、着丈60cmがどんな位置にくるのかを身長別に解説し、他の着丈サイズとの比較や体型との関係性も紹介しました。
サイズ選びに迷ったときは、手持ちの服と数値を比較する、サイズ表を正確に読む、着丈以外の数値も確認するといった基本を押さえることが、失敗しない買い物への近道です。
着丈60cmを基準に、自分にぴったりのファッションバランスを見つけてください。