「月に30ギガのプランって、実際どれくらい使えるんだろう?」そんな疑問を持つ方は多いはずです。
実は30ギガは、一見多く見えても使い方次第ではあっという間に消えてしまうこともあります。
画質の高い動画や通信量の大きいゲームを頻繁に使う方にとっては、思った以上に足りないと感じるケースも。
本記事では「30ギガでできること」「用途別の目安」「動画やゲームでの具体的な通信量」を徹底解説。
自分の使い方に合った通信プランを見直すヒントが満載です。
30ギガってどのくらい使える?まずは基本をチェック!
30GBの通信量は多い?少ない?一言で言うとどんな量?
30GBは、ライトユーザーにとっては十分な容量ですが、ヘビーユーザーにはやや心もとない量です。
たとえば、標準画質のYouTube動画なら約40時間視聴可能で、LINEメッセージなら数十万通に相当します。
また、音楽ストリーミングサービスであれば約600時間、Webページの閲覧に至っては6万ページ以上も可能です。
一方で、毎日高画質の動画を視聴したり、頻繁にデータ通信を伴うゲームをプレイするような使い方をする場合、30GBでは月末を迎える前に上限に達することも考えられます。
このように、使い方次第で「十分すぎる」か「すぐ足りなくなる」かの印象が分かれる容量と言えるでしょう。
月額30GBプランの利用シーン別イメージ
30GBの通信量があると、外出時にWi-Fiがなくても動画視聴やSNSの閲覧が安心して行えます。
さらに休日に動画を数時間見るような使い方でも、画質や視聴時間をコントロールすれば十分に対応できます。
家ではWi-Fiを活用する前提であれば、30GBは日常利用には余裕のある容量と言えるでしょう。
【用途別】30ギガでできること・足りる目安まとめ
Web閲覧・SNS利用はどのくらいできる?
Web閲覧は1ページあたり約2MB程度、SNSの閲覧は1時間でおよそ100MB前後が目安です。
つまり、30GBあればWebページは約15,000ページ、SNSは約300時間使える計算になります。
地図アプリやオンライン会議での消費量
Googleマップなどの地図アプリは1時間あたり約5MB程度と比較的少なめですが、頻繁にナビ機能を使う場合や長距離移動では、数百MBに達することもあります。
一方、ZoomやTeamsといったオンライン会議は、映像と音声の送受信が同時に行われるため、1時間あたり最大1GB以上の通信が発生します。
特に高画質な映像を使用する設定や、複数人との長時間通話になると、通信量はさらに増加します。
LINEやメールなど、軽い通信はほぼ気にしなくてOK
テキストベースのやりとりは非常に軽量で、LINEトーク1回あたり約1KB、画像付きでも数百KB程度です。
30GBであれば、ほぼ無制限に使えると考えて問題ありません。
30ギガでYouTubeはどれくらい見れる?画質別に検証
画質ごとの通信量の目安(144p~1080p以上)
YouTubeの画質によって通信量は大きく変わります。
144pで1時間約100MB、480pで500MB、720pで1GB、1080pでは約1.5〜2GBが目安です。
さらに、4K画質(2160p)になると1時間で約4〜6GBにも達することがあります。
視聴時間が長いほどその差は大きく、無意識に高画質で視聴を続けているとあっという間に30GBを使い切ってしまうことも。
通信量を節約したい場合は、自動設定ではなく画質を手動でコントロールするのが効果的です。
30GBで視聴できる時間の目安表
画質 | 1時間あたりの通信量 | 30GBで見れる時間 |
---|---|---|
144p | 約100MB | 約300時間 |
480p | 約500MB | 約60時間 |
720p | 約1GB | 約30時間 |
1080p | 約1.5〜2GB | 約15〜20時間 |
YouTube Premiumのオフライン再生との相性は?
YouTube Premiumでは動画をオフライン保存でき、Wi-Fi環境でダウンロードしておけば通信量の節約が可能です。
画質を落とせばより多くの動画を保存でき、30GBを無駄に消費せず済みます。
特に、通勤中や外出先での動画視聴を日課にしている人にとっては、オフライン再生を活用することで安定した視聴環境を確保できるうえ、通信制限の不安も軽減されます。
また、複数の動画を一括でダウンロードしておけば、通信状況が不安定な場所でもストレスなく楽しめる点も大きなメリットです。
30ギガで動画視聴はどれくらい可能?Netflix・Amazonプライム編
各動画サービスごとの通信量と再生時間の目安
Netflixでは中画質で1時間あたり約0.7GB、高画質で最大3GB程度。
Amazonプライムも似たような水準です。
つまり30GBあれば中画質で約40時間、高画質なら10時間前後の視聴が可能です。
高画質・標準画質での消費量比較
高画質設定にすると一気に通信量が増えるため、画質設定は重要です。
中画質と高画質では約4倍以上の差が出ることもあり、外出時は中〜標準画質に設定するのが賢い使い方です。
スマホ/タブレット/PCでの違いにも注意
スマホでは画面が小さいため中画質でも十分キレイに見えますが、PCやタブレットでは高画質が求められやすく、結果として通信量が増加します。
端末ごとの使い方を見直すことが30GB節約のカギになります。
30ギガでゲームはどれくらい遊べる?通信量が多いゲームとは
スマホゲーム・オンラインゲームの通信量の違い
スマホゲームの多くは1時間あたり10〜30MB程度で、意外と通信量は少なめです。
ただし、グラフィックが高精細なオンラインゲームは100MB以上かかることもあり、バトル中に高解像度の映像や多数のエフェクトが表示されるようなタイトルでは、通信負荷が一気に増します。
加えて、イベント時や新しいステージにアクセスする際に大量のデータを読み込むゲームもあり、プレイ時間が短くても意外と通信量を使ってしまうケースもあるため注意が必要です。
ダウンロードとプレイ時の通信量の差
ゲームのダウンロードやアップデートには数GBかかるケースも多く、30GBプランを圧迫しがちです。
プレイ中は少なめでも、初期インストールや更新データの影響が大きいため注意が必要です。
Apexや原神など、大容量系ゲームは要注意!
『Apex Legends』や『原神』など、リアルタイムでの多人数通信が必要なゲームは、プレイ中であれば『原神』のようなゲームでは約15-30MB/h、『Apex Legends Mobile』(サービス終了)では最大約100MB/h程度のデータを消費します。
また初期インストールやアップデートでは数GBのデータが必要になるため、注意が必要です。
さらに、ボイスチャット機能を使用すると追加でデータ使用量が増加します。
まとめ
30ギガの通信量は、日常的にSNSやWeb閲覧、軽めの動画視聴を楽しむユーザーにとっては十分な容量です。
しかし、高画質の動画視聴や大容量ゲーム、オンライン会議などを頻繁に行う方にとっては、月末には通信制限のリスクが出てくる量でもあります。
本記事で紹介したように、使用するアプリやサービスによって1時間あたりの通信量は大きく異なります。
特に「画質」「端末」「頻度」の3点に気をつけることで、30GBを効率よく使えるようになります。