ベッドの数え方一覧｜ホテル・病院・家具での違いを一発理解！

ベッドの数え方については、ホテルの予約、病院の病床数、家具購入時の単位表記など、実は用途によって正しい数え方が異なります。

誤って使うと「知識が浅い」と見られてしまうこともあるため、社会人としてしっかり理解しておきたいポイントです。

本記事では、「ベッドの数え方」にまつわる基本ルールから、ホテル・病院・家具業界などでの具体的な使い分けまで、シーン別に網羅的に解説します。

ベッドの数え方とは？基本ルールをわかりやすく解説

ベッドを数える際の一般的な単位は「台（だい）」です。

家庭で使うベッドや、家具屋・通販サイトで販売されているベッドは「1台」「2台」とカウントされるのが基本であり、家具としてのベッドの存在をそのまま示すシンプルな方法です。

特に家庭用のシングルベッドやセミダブルベッド、またはキングサイズのような大型のベッドも、すべて同じく「台」で数えるのが通例です。

一方、医療現場や介護施設などで使われるベッドにおいては、「床（しょう）」という単位が頻繁に使われ、「1床」「2床」といった表現が一般的です。

ここでの「床」とは、ただの家具としてのベッドではなく、入院患者が使用する医療設備の一部としての意味合いを持っています。

病院では「病床数○○床」「空床あり」などの形で用いられ、設備の稼働率や病室の受け入れ可能数を示す統計的な表現としても活用されているのが特徴です。

ホテルでは、ベッドは「1台」「2台」と数えるのが一般的です。

例えば「ツインルーム：ベッド2台」といった表記がされることが多く、予約時のベッド数やサイズを示す重要な情報として活用されます。

なお、セミダブルやクイーンサイズであっても基本的には「1台」としてカウントされ、ベッドの大きさにかかわらず台数で表現されるのがポイントです。

医療機関では、患者用のベッドを「1床（いっしょう）」と数えます。

たとえば「入院病床数200床」「空床あり」といったように、施設の稼働状況やベッドの数を把握・管理するために使われています。

ここでの「床」は、設備単位としてのベッドであり、個別の家具としてではなく、運用や管理の単位としての意味合いが強いのが特徴です。

通販サイトや家具店の商品ページでは、ほぼ例外なく「1台」「2台」という表現が使われています。

「ベッドフレーム単体：1台」「マットレス付きセット：1台」など、商品単位を明示するために「台」が用いられます。

また、消費者としても「台」という単位の方がイメージしやすく、注文時や搬入時の確認にも役立ちます。

簡易ベッドや折りたたみベッドも、基本的には「1台」で数えます。

家庭やイベント会場などで使用される臨時ベッドでも、「台」は物理的な家具としての単位であり、他の用途と同様に使われます。

ただし、介護施設や避難所などの管理運用を伴う現場では「床」として扱われるケースもあります。

ここでも用途と文脈による使い分けが重要です。

一般的には「1台」でカウントされます。

二段ベッドは上下が一体化しているため、物理的には1つの家具として扱われるのが理由です。

ただし、構造的に分離可能な二段ベッドの場合、上下を別々にして使う前提であれば「2台」と数えることもあります。

また、販売商品としては「1組」という表現が用いられるケースもあります。

布団は「1枚」や「1組」で数えられます。

敷布団や掛け布団は「枚」、一式セットの場合は「組」で表記されることが一般的です。

そのため、ベッドとは数え方が根本的に異なり、混同しないよう注意が必要です。

たとえば「ベッド1台」と「布団1組」は異なる単位であり、取り扱いや収納スペースの想定も変わってきます。

使用シーン	正しい数え方	説明
家庭用・家具販売	1台	家具としてのベッドをカウントする最も一般的な方法。サイズや構造にかかわらず1台とする。
ホテル	1台	ツインやダブルなど、宿泊者数やベッド数の明示に使われる単位で、台数で管理・予約される。
病院・介護施設	1床（いっしょう）	医療機関や介護施設での患者用ベッド数を示す単位。設備や稼働状況の指標として使われる。
マットレス	1枚／1台	単品なら「枚」、ベッドセットとしてなら「台」となる。柔軟に使い分ける必要がある。
布団	1組／1枚	敷布団単体＝1枚、掛け敷きセット＝1組として数えられ、収納や使用時の単位にもなる。